その日、心がふっと揺れた。

AVレビュー

「あ、また無音になってる。」
仕事帰り、誰とも話さず、笑わず、触れずに家まで辿り着く日々。
でも、この作品を再生した瞬間、静寂が破られた。

視線が、彼女の指先に吸い寄せられる。

ふいに画面越しで見つめられたような錯覚。
ゆるくほどけた制服、うなじから滑り落ちる汗、
その先にあるのは、幼馴染だった彼女の「いたずら心」。

ちょんっ…ちょん…っ
何度も、何度も。
指先が乳首に触れるたびに、
画面の向こうで、声にならない吐息が「ふあっ」と漏れる。

ちくび当てゲーム。それは無邪気な背徳。

ルールなんてどうでもいい。ただ、
目の前でくすぐるように指が動くたび、
自分の心音が、どくっ、どくっ、と膨らんでいく。

まるで自分の身体が反応しているような感覚。
じんわり、
じわじわ、
気づけば、彼女の表情に合わせて自分も息を漏らしていた。

「心のリセットボタン」って、たぶんこれ。

性欲じゃない。癒しだった。
どこか懐かしくて、でも新しくて、
触れられたことのない場所をくすぐられるような感覚。

それが、「幼馴染」っていう設定だからなのか、
それとも演出と距離感の妙なのか。
どっちにしても、
観終わったあとの“余韻”がすごかった。

気づけば、何度も再生してる。

画面越しなのに、
鼓動が、息が、視線が、すべて「彼女」に絡め取られる。

セリフは多くないけど、それがいい。
耳をそっとくすぐるような
「んっ…」とか
「だめっ…あたってるぅ…」とか。

その声で、何度も現実がとろけた。


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