軽く流すつもりで再生しただけやったのに、画面越しの笑顔に一瞬で吸い込まれた。 目が合った瞬間、胸の奥がキュッと締め付けられるみたいで、逃げる余裕なんて消えてもうた。 何気ない仕草やのに、わざと間を空けるたびに喉がゴクリと鳴る。 分かってるくせに、気づかないふりをして近づいてくる。 その瞬間、頭より先に体が正直になってしまった。 こういう始まり方って、ずるいよな。
ゆっくり刻まれる間が、心臓に響いた。
耳元でふっと落ちる声、そのタイミングで一気に呼吸が乱れる。 わざと焦らされる時間が長くなるほど、体がジリジリ熱を帯びていく。 待つしかできない自分が悔しいのに、どこか嬉しい。 見透かされてる感覚が、心を裸にしていくんや。 その余裕のある間合いが、全部を委ねたくなる理由やった。
視線が全てを語ってた。
背中をつたう汗、肩の揺れ、その一瞬一瞬が波みたいに重なってくる。 視線を外さないまま、こちらの反応をカウントしてるようで苦しいのに心地いい。 優しさと小悪魔の切り替え、その両方が混じるから逃げられない。 「ここで止まるわけないやろ？」って問いかけられてるようで、言葉が出てこなかった。 ただ頷くだけで限界を越えていく、その感覚が忘れられへん。
限界の先にあったのは余韻やった。
何度も繰り返す鼓動に、息が追いつかん。 「もう無理」と思うたびに、また新しい波が来る。 音が消えたみたいな瞬間が訪れても、体は止まってくれない。 やさしくも意地悪に続くから、理性は置き去り。 残るのは心臓と視線の共鳴だけ。 終わりが見えないのに、それを待ち望んでしまうんや。
終わったあとの静けさが一番残酷。
映像が切れても胸のざわめきは収まらん。 喉は渇いたまま、背中は熱いまま。 閉じた瞼の裏にまだ残像が張り付いてる。 思わず「もう一回」って呟いてしまった自分に笑ってしまった。 でもそれが本音や。 一度触れたら終わらん、この依存はもう止められへん。
新・絶対的美少女、お貸しします。 ACT.121 中森ななみ【限定特典映像50分付き】
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