
気温のせいか、心のせいか分からんくらい熱かった。 白波瀬あおな、あの子の頬がほんのり赤くなる瞬間、 ふっと風が止まって、音まで消えた気がした。 カーテンがゆっくり揺れて、陽射しが肌を撫でるみたいに差し込む。 その空気の粒ひとつひとつが、全部あの子の鼓動と混ざってく気がして、 喉の奥が、カラカラに乾いた。
保健室のベッドに横たわる彼女の髪が、額に張りついてた。 ぱち、ぱち、と扇風機が回る音。 息のリズムに合わせてカーテンが揺れて、 その度に、胸の奥の“何か”がきゅって鳴る。 目を逸らそうとしても、無理やった。 罪悪感よりも先に、好奇心が走る。
スマホが、ぽとんって音を立てて落ちた。 その瞬間、時間が止まったみたいで。 拾う手の震えが、やけにリアル。 画面に映った文字列が、頭の奥でじわっと熱を持つ。 「好き」「会いたい」 ただそれだけの言葉やのに、 なんでこんなに、胸の奥がぎゅうっとなるんやろ。
見てはいけないものほど、目が離せへん。 それが人間の脳の、いちばん正直なとこなんかもしれん。

罪と純情の境界線、どこから曖昧になるんやろな。
視線が、体温に混ざる。 「ドクン」って音が、画面越しにまで伝わってきそうやった。 呼吸の間が妙に長くて、 ひゅっ、って喉の奥で小さな音が鳴るたびに、心臓が跳ねる。 汗の粒が、背中をすべる音。 それだけで、物語が動き出す。
焦らしって、たぶん“静寂の中の支配”やと思う。 言葉を使わんで、体温と空気だけで操られる感じ。 見えへんのに、見えてまう。 その“間”に、脳がハマる。
あの呼吸、反則やった。
息が重なるたび、 遠くのセミの声までぼやける。 指先がかすかに動く、その瞬間の「はっ」て音。 時間が伸びて、身体が追いつかん。 でも、それがいい。
彼女の唇が震えるたびに、 現実が少しずつ薄れてく。 あれは夢やったんか、それとも願望やったんか。 もう、境目なんて分からん。

“熱”は罪じゃない、記憶の引き金や。
終わったはずの映像が、 いつまでも頭の中でリピートされる。 「ジュッ」と氷が溶ける音。 その残響だけで、また心拍数が上がる。 脳が、快感よりも“続きを求める”設計になってるんやって思った。 人って結局、気持ち良さよりも“余韻”に依存するんかもしれん。
感情の温度が下がらんまま、夜になった。
外の蝉が黙った瞬間、 保健室の記憶がふっと蘇る。 風が止んだだけで、胸の奥が熱くなる。 目を閉じると、あの子のまつ毛が浮かぶ。 汗の粒が、もう一度光る。
あの日の太陽は、きっとまだ俺の中に居る。 罪も恋も、同じ温度で混ざってる。 それがどうしようもなく“人間らしい”って思った。
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